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 ソーシャルスキルトレーニング絵カード


●連続絵カード 幼年版5
対人理解(2) (言動と反応の対比)

自閉症スペクトラム・ADHDなど対人関係や社会性に弱さを持つ子の、ソーシャルスキル獲得を目的とした絵カードです。
『ソーシャルスキルトレーニング絵カード 幼年版5』は、ある場面での二通りの言動とそれらへの反応を対比させ、言葉や行動次第で、相手の反応は変わる事を知らせた上で、「こんなとき」には「こうするよりは」「こうしてみてはどうだろう?」と提案する形を取っています。
絵カードには、不適切な言動に対して怒ったり泣いたりする反応だけではなく、毅然とした反応も混ぜました。
日常場面において、不適切な言動が不適切な反応を呼び起こす場合もありますが、そうではない場面も少なからずあります。
すぐそばにいる子の巧みなソーシャルスキルやコミュニケーションスキルに気づかせることも、目的としています。
オプションで別売の音声ペン(アクトボイスペン)で、絵カードの吹き出しをタッチすると音声を再生します。


イラスト構成リスト(A5サイズ 計45枚)
  1. 一緒に遊びたい時は、後ろから服や髪を引っ張ったりするのではなく、その気持ちをそのまま伝える。

  2. 手伝って欲しい時には、命令ではなく、誘ったり頼んだりするようにして気持ちを伝える。

  3. 遊ぶ時は、一方的に嫌な役を押し付けるのではなく、相手と相談して決める。

  4. 「かして」と言われても、貸したくない時は、相手が嫌な気持ちにならないような言い方で断る。

  5. 自分は持っていなくて、だれかに借りるしかない時は、事情を伝えて頼んでみる。

  6. 「おまえのおかあさん、おばあちゃんみたい」など、相手が嫌な気持ちになるような言葉は口に出さない。

  7. 「あのこのこときらいだよね」など、同意を求められても、安易に頷かない。

  8. 可愛いリボンなど気になる物をみつけても、むやみに引っ張ったり取ったりしない。

  9. リレーなどで負けても、人を責めるのではなく、自分はどうするかという考えを話す。

  10. 友だちがつかまえた虫を、無理やり取ろうとするのではなく、見せて欲しい気持ちを伝える。

  11. 相手が自分の持っている物を見たそうにしている時は、つきとばすのではなく、一緒に見ようと提案する。

  12. 「遊ぼう」と誘って断られた時は、相手の都合を考えて適切な返事をする。

  13. 名札付けなど、頑張ってもひとりでできないことがある時には、手伝ってもらうなどの方法を考える。

  14. 先生には「あれ とれよ」ではなく「あれをとってください」と丁寧な言葉でお願いをする。

  15. そばにボールが転がって来た時には、持ち主がわかったら、その子に渡してあげる。



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