医療の現場で働く方へ!失語症患者との具体的なコミュニケーション方法を紹介!
フリーアナウンサーの著者が、突然の脳梗塞からの失語症によって全てのコミュニケーション機能を失った中での実体験を元に、これから医療に従事する方や、今医療の現場にいる方が、患者とのコミュニケーション時、すぐに役立てることのできる「コミュニケーションテクニック」を紹介しています。
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まえがき
医療コミュニケーションについて
プロローグ 脳梗塞発症の前触れ
01 病名告知のコミュニケーション
02 入院告知のコミュニケーション
03 具合が悪い患者の気持ちを受け止めるコミュニケーション
04 気を遣いすぎる患者とのコミュニケーション
05 失語症者との話しことばコミュニケーション
06 自分より年上の失語症者とのコミュニケーション
07 理不尽なことを言う失語症者とのコミュニケーション
08 聞かれたことがわからずに困惑している失語症者とのコミュニケーション
09 相づちを打つ失語症者とのコミュニケーション
10 言葉の意味理解が乏しい失語症者とのコミュニケーション
11 答え方がわからない失語症者とのコミュニケーション
12 名称がわからず困惑している失語症者とのコミュニケーション
13 意思表示の伝達方法が困難な失語症者とのコミュニケーション
14 失語症者に病状を説明するコミュニケーション
15 言葉と文字ではかるWコミュニケーション
16 漢字を用いたコミュニケーション
17 聴いて寄り添うコミュニケーション
18 精神的に落ち込んでいる患者とのコミュニケーション
19 伝えたい言葉が見つからず考え込んでしまう失語症者とのコミュニケーション
20 失語症者に生きる原動力を与えるコミュニケーション
21 失語症を正しく伝えるコミュニケーション
22 SLTAを行う時のコミュニケーション
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23 失語症者のやる気を引き出すコミュニケーション
24 仕事は無理かも……と落ち込む失語症者とのコミュニケーション
25 踏みとどまらせるコミュニケーション
26 失語症者の不安を取り除くコミュニケーション
27 リハビリ開始のコミュニケーション
28 失語症者に行動を促すコミュニケーション
29 有効でないリハビリコミュニケーション
30 失語症者の個別の目的に対応するコミュニケーション
31 消灯後のコミュニケーション
32 内にこもる失語症者とのコミュニケーション
33 患者の意志と医療的見地のギャップを埋めるコミュニケーション
34 病因を説明するコミュニケーション
35 失語症者に仕事復帰の可能性を伝えるコミュニケーション
36 退院後の注意を伝えるコミュニケーション
37 錯語の時のコミュニケーション
38 言葉がなくても伝わるコミュニケーション
真の自立へ向けて
精神的自立へのコミュニケーション
経済的自立へのコミュニケーション
経済的自立へのヘルスコミュニケーション
ご家族へのサポート不安をやわらげるコミュニケーション
【特記】退院後?言葉を取り戻すまでの自分との戦いの記録 自分の心とのコミュニケーション
失語症について JCHO東京新宿メディカルセンター 言語聴覚士 須藤英津子氏
失語症を克服して、その後
あとがき |
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【著者プロフィール】
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TVナレーター/フリーアナウンサー
言語ボイストレーナー
株式会社AXIS DO 代表取締役
民放アナウンサーを経てフリーに。現在TBS「ひるおび!」のナレーション等担当。 2006年脳梗塞により失語症となるが懸命の言語トレーニングで放送業界に復帰。それらの経験をもとに、失語症者への言語ボイストレーニング、医療従事者への「育てるコミュニケーション」教育を行う。講演・執筆活動、失語症者のための農園プロジェクトに取り組む。 |