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ダグラス・ビクレン&東田直樹 ジョイント講演会/フォーラム

アンケート結果

当日78名の方々にアンケートを記入していただきありがとうございました。
その一部を掲載させていただきます。

1 支援者(心理カウンセラー)

(講演会)
とても感動的である意味ショッキングな機会を設けてくださいましてありがとうございました。
直樹君のタイプ講演やダグラス先生との対談は、まさにダグラス先生のおっしゃっていた「話し言葉をもたない人は考える力もない」という常識をうちやぶる経験でした。
直樹君のつづった「共生できる社会」のために私もできることを考えていきたいと感じることのできた1日でした。

2 学生

(講演会)
衝撃的でした。自閉症に対する今までの知識や経験で持っていた考えがガラっと変わりました。自閉症ってとても面白いと、改めて思いました。とても新鮮でした。
「自閉症を治す」という質問に対する答えが、とても素晴らしく、印象に残りました。
FCというのは初耳でしたが、とても興味深く思いました。

(パネリストトーク)
さまざまの角度からの意見が良かったです。
信じる・愛し合うという相互の思いが関わりに必要だし、当事者の方は相手の思いを見抜くだろうと思います。
一方的ではなく相互の関わりを、当事者の方の能力や特性に応じた方法で行う大切さを感じました。自閉症の方に対する支援は様々あるけれど、その人の能力を発揮できる空間をつくることは、共通していると感じました。

3 支援者

(講演会)
ヒグレンさんが世界の各地でFCでコミュニケーションをしている方たちを紹介してくださって、こんなにもFCは広まっているのだと驚きました。
東田直樹さんのメッセージに、涙が出ました。自閉者の心を伝えたいという思いが熱く伝わってきました。直樹君のメッセージ、言葉に感動しました。「自閉症の文化」という見方をこれからはしていきたいなと思いました。直樹君の心の奥深さを感じました。

4 研究者

(講演会)
本が出てから、激しくこれまでの見方をゆさぶらされてきましたが、じかに話を聞くことでいっそう強く気持ちをゆさぶられました。涙があふれて止まりませんでしたが、東田さんのこれまでのつらい思いに対してなのか、東田さんのスピーチの素晴らしさに対してなのか、自分でも良くわかりません。
新しい時代が開かれつつあることを強く感じます。
(パネリストトーク)
視野が広がりました。
「理解されない」でがんばっていた人の生の声は貴重でした。
理解してこなっかった・・・?
今「理解されない」立場に立ち仕事をしているので、励まされました。

5 支援者

(講演会)
ヒグレン先生と直樹さんとの対談が、心に残りました。
直樹さんが的確な質問又は、答えをされているので驚きました。

6 学生

(講演会)
ダグラス教授の事例映像や東田直樹さんの講演を聞いていて、「言葉をもたない人」なんていないのではないかと思った。「ことば」を定義すること自体がとても難しいと感じているので、この表現が適切かはわからないが、自分の気持ちや考えの表現手段が発活ではないということなのではないかと感じた。

(パネリストトーク)
もっと改めてじっくり聞いてみたいと思いました。

(その他)
またこういった機会がありましたら、ぜひ参加させて頂きたいと思いました。貴重な機会をありがとうございました。

7 学校関係者

(講演会)
東田君、御苦労様でした。暑くて、多くの人々の前で、大仕事をしてすごかったです。カッコよかった。レポート作成で大変な時期なのも東田君の言葉のはしばしにうかがえて、学生としても忙しい時期なのに、大変おつかれさまでした。でも、講演会の内容を聞いて、東田君は御家族にとっても愛されて、手間も時間もかけてもらって幸せに囲まれているんですね、それを糧に、これからも、自分と同じ問題を抱えている人たちの星として走っていって下さい。

8  支援者(病院療育施設職員)

(講演会)
ダグラス先生の自閉症者を理解しようという姿勢に、心を打たれました。私は当事者の著書などから自閉症の世界はこのように見える感じるということを頭ではわかろうとしても、目の前の子供と結び付けて理解することができませんでした。適切な支援をするためには、相手を理解することが不可欠だと痛感させられました。先生の本、1月を楽しみに待ちます。東田さんの心の声が伝わってきました。コミュニケーション手段をもたず、葛藤を抱えている子供たちをどう理解し受け止めていくか。又、言葉を本当はもっている子供たちからその機会を奪わないようにすること、日々の課題だと改めて思いました。東田さんのメッセージを忘れません。
まとめで「non verbal」なコミュニケーションが今日のcommunicationだといわれましたが、FCの基礎にはvervalなcommunicationがあると考えます。前提に言語理解があってこそ表出が可能になるのではないでしょうか。(伊澤さんのように表出していくうちに理解がついてくるのは、理解できます) FCはverbal communicationが前提ではないでしょうか。

(その他)
私は言葉聴覚士をしていますが、FCはコミュニケーションに難しさをもつ人々にとっての世界が広がるための一つであると考えます。可能性を否定せず、適した人にはほかにもまだまだいるはずなので、必要とする人に適切な支援ができるよう勤めていかなければと思いました。
又、FCに限らず言葉にならないが、思いを抱えている人たちの思いを受け止めていくための努力を惜しんではいけないと思いました。今日から又、新たな気持ちで目の前の子供たちと向き合いたいと思います。ありがとうございました。

9 保育関係者

(講演会)
こういう当事者の方が語られたこととしてショックでした。改めて障害観を見直さないといけないと感じました。
(パネリストトーク)
一日も早くFCの効果が科学的に証明されることを期待しています。

(その他)
保育所の現場にもこうしたコミニュケーションに困難さを抱えた親,子ども家族は多いのですが、保育所としてできることがあればぜひ知りたいと思います。東田さんがおっしゃっていた「社会を変える」「共生」の大切さを痛感しています。

10 学校関係者

(講演会)
東田さんの「表現」方法を実際に見て、衝撃的でした。自分の中にある概念を今一度組み立て直す良い機会を与えて頂けました。ありがとうございました。

11 学校関係者

(講演会)
この講演会に参加し、直樹君の気持、言葉を話すことが難しい方々の気持を少しかもしれないが知ることができました。直樹君の「気持を伝えるということは、明日への希望です。」という言葉を忘れることなく、日々児童、生徒達と関わることができたらと思う。

(パネリストトーク)
「関わり合うこと、信じあうこと」コミュニケーションの方法は筆談であったり、カードであったり人それぞれであろう。どの方法がいいというのではなく、信じあうことや関わり合うこと、愛し合うということという根本的な部分を大切にしたい。

(その他)
「ヘンテコリン」買いました。色がすごくきれいで読むだけではなく、部屋に飾っておこうと思います。

12 学生

(講演会)
以前、直樹君と関わらせていただいたことがあるのですが、本日成長した直樹君を拝見できてとても嬉しかったです。
自閉症の皆さんが心の中で抱えていた言葉をFCによって外に表出していく姿を見て、FCについて学びたいと思いました。

(パネリストトーク)
「子供を信じて疑わないこと」という言葉、頭では理解できていても実際子供を前にした時に思わず言葉や手を出して援助してしまっている自分に気づきました。待つ、ということやどうしたら彼や彼女たちの気持を伝えてもらうことができるか、などをもっと考えて実践していけたらと思います。

(その他)
大学で障害児教育を学んでいるものなのですが、本日の講演会は学ぶことが多く、これから特別支援教育に携わる際に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

13 学生

(講演会)
大学で障害児教育を専攻しており、たくさんの知的障害者・児の方と関わりをもってきました。たくさんの言葉の中で育まれ、その言葉で自分の心を表現できずに苦しんでいた東田君の姿に今私が接している人々が重なります。希望をもって、たくさんの言葉や表現方法をもって、その一人一人の方と接していきたい、と改めて自分の支援のスタイルを見直すことが出来ました。

(対談)
FCを身をもって体現している東田君とFCを第三者として世界に広げてらっしゃる先生が同じ志を持って進んでいらっしゃる様子がとても感動的でした。あたたかさと力強さにあふれた時間だったと思います。

(パネリストトーク)
親が子を思う気持・・。それが全ての教育の原点なのだと思います。その点が線につながるような日本社会にしていきたいと心から思います。先生という言葉に力を頂きました。“支援=コミュニケーション”ということを改めて痛感しました。

(その他)
現在私は大学4年生です。来年からは地方自治体の公務員として働きます。筆談援助やFCについて今までに学んだことがなく、偶然にも今日友人の誘いで参加することが出来ました。“どんな人の気持も理解できる人になりたい。”教育を学び、公務員となる自分の生涯のテーマです。本日は講演者やビデオレターのメッセージ、パネリストの方々、コミュニケーションのあるべき姿を教えていただきました。素晴らしい機会をありがとうございました。

14 学生

(講演会)
ダグラスさんの講演でFCの有効性を知ることが出来て良かったです。講演を聞いている間、今関わっている子供たちの顔が浮かんできて、FCを試してみたいと思いました。東田君では生の自閉症児(者)の声が聞くことが出来て、参考になりました。彼はとても魅力的で素敵でした。

(パネリストトーク)
短い時間の中で、様々な人の話が聞けてよかったです。特に保護者の目線でお話されていた内容が勉強になりました。

15 学校関係者

(講演会)
FCに関する基本的な知識があまりない状態での参加でしたが、FCとは何かとてもわかりやすく講演して下さり良かったです。どちらかというと懐疑的な意見も過去聞いたことがありましたが、実際の映像や、東田さんのお話も聞くことが出来たので、自閉症を抱える子供たちにこのような手段を使う方法も学んでいけたらと思いました。今後、具体的な援助方法に関する講演も企画して頂けたらと思います。

(パネリストトーク)
時間が短くて残念でしたが、実際に筆談援助に関わっている方々のお話を聞く貴重な概念となりました。鈴木先生のFCは一方的な表出手段でなく相互コミュニケーションの1つであるというお話からAACの1つであるという認識をもつことができました。

(その他)
証明を求めないというところのスタートは難しいということは皆さんの体験談から自分の実践の中から良くわかります。でも結果の積み重ねや、このような機会を多くもつことで社会的に認められる日は近いかな?と思える講演会でした。ありがとうございました。

16 学校関係者

(講演会)
直樹君のゆたかな表現に驚きました。
「海におぼれているかのような苦しみ」記憶の上を「バッタのように飛びまわってはー」など。
直樹君が伝えてくれた気持を忘れずに、これから特別支援教育に携わっていきたいと思います。

(その他)
今回〆切ぎりぎりに講演会のことを知ることができ、参加させていただきました。以前からメディアで直樹君の姿を拝見しておりましたので、実際に会えてとても嬉しかったです。またこのような機会があったらぜひ参加させていただきたいです。ありがとうございました。

17 家族

(講演会)
再確認できたとの強い思いがあります。今後の親子共々の人生の大きな力になります。感謝の気持でいっぱいです。とてもとてもすばらしい講演でした。

(パネリストトーク)
生きたお話が聞けて、とてもよかった。一歩を踏み出さないといけないと強く感じました。

(その他)
あとはマスコミ機関をあげての宣伝活動と教育・福祉関係者への周到な伝達を願うばかりです。

18 家族

(講演会)
とっても感動しています。ありがとうございます。言葉をひねり出す(この表現どうかと思います)というように言葉をつむぐ直樹さんの息づかいが、皆に伝わってとても良かったです。ヒクレン氏にも、大切な出逢いの瞬間に一緒に居合わせることができたみたいで嬉しくなりました。会場の皆さんの温かさが感じられました。

19 当事者

(講演会)
とても参考になった。本人の気持ちの大切さを尊重して、こちらで勝手に思い込んで行動しないように気をつけようと感じた。東田君の考えている通りだと思う。

20 学校関係者

(講演会)
FCについて何も知らずに参加させていただきました。自分にとっては衝撃的なものでもっとFCについて知りたい、ふれてみたいと思いました。いい刺激となりました。ありがとうございました。

(パネリストトーク)
自分の学んできたこと、考えてきたことが必ず正しいと思わないようにと心がけてきましたが、それでも皆さんが感じてきたような既成の考えを持っていたと感じさせられました。

21 家族

(講演会)
大変興味深くお話を聞かせていただきました。いろいろな発見があり、自閉症児が考えていること、感じていることが、これからもどんどんクリアになっていくという期待感を持つことができました。やはり、みんな素晴らしいものを持っているんだと実感できて嬉しいです。
(パネリストトーク)
愛情、環境、援助が大事だということ。それらが揃うことで、今よりも成長できると考えている人がたくさんいることが嬉しいです。皆、同じように前向きに関わっていることがわかり、心強いです。

22 支援者

(講演会)
FCの現在の証明方法を知り、少しずつであるが進展していることを嬉しく思った。もっともっとたくさんの人たちの援助と可能性が大きくなることを期待するとともに、自分でできることは何かを考えていきたいです。

(パネリストトーク)
それぞれの立場の方々からの話が聞けてよかった。「自分を愛し信じ励ましてくれる」という自閉症の青年の話(伊澤さん)“彼・彼女らの気持ちをしっかり受け止め・・・”(鈴木さん)の話がとても心に残った。

(その他)
とても素敵な時間でした。筆談の理解を社会に伝える第一回目としてきました。今後も年一回?数年に一回・・・続けていただきたいです。“物的証拠?”も追求しながら、目の前で表現していく東田さんやビデオレターのようなものでも十分だと思いますが・・・




ダグラス・ビクレン&東田直樹講演会 企画運営委員会
鈴木敏子(教育実践家・筆談援助の会代表)
笹本  健(国立特別支援教育総合研究所)
落合俊郎(広島大学大学院教育学研究科教授)
鈴木真帆(シラキュース大学教育学部博士課程)
鈴木弘二(言語聴覚士)

お問い合せ先
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