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 認知世界の崩壊と再形成


書籍名
認知世界の崩壊と再形成 
−脳損傷による視覚の障害を中心に−

書籍データ
編著者:鳥居修晃・能智正博・望月登志子・山田麗子
仕様:A5判、368頁
発行日:2014年6月16日
ISBN:978-4-900851-75-7
価 格
4,860円(税込)

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脳損傷によって失われた視覚機能の改善と障害の軽減!! なぜ心理学なのか?
長年の研究成果を詳細に報告する。


本書は、国立身体障害者リハビリテーションセンターのスタッフと東京大学教養学部心理学研究室やその関係者が行なってきた心理学的臨床研究から、脳損傷による「高次視覚機能障害」に的を絞り、その軽減と改善を目標とした一連の協同研究の成果について詳細に著しています。「色覚」「視野」「注意」「両眼立体視」「二次元刺激の認知」「物体認知」「顔認知」等に加え、脳損傷以外の「視覚機能障害児」との数年に及ぶ研究成果を加えた全8章で構成されています。

【目次】
はじめに
 1 掲載される事例・ 症例一覧
 2 第2系列2症例の病歴

1 色覚と色の認知
 1.1 色覚の型と色の認知
 1.2 大脳性色覚喪失

2 視野と視野内の探索・定位
 2.1 視野内の機能特性
 2.2 視野内の視標探索

3 半側空間無視
 3.1 半側空間無視からの早期回復
 3.2 右半側視空間無視傾向からの
    回復過程
 3.3 半側空間無視と自発書字

4 両眼視と両眼立体視
 4.1 複視とその改善
 4.2 左右像のズレと改善経過

5 形態・文字・記号・画像の認知
 5.1 文字・画像におけるGestaltの解体と
    方位依存性
 5.2 読字と画像認知の乖離

6 物体失認と事物識別の仕組み
 6.1 具体物と関連対象の認知
 6.2 事物の属性・用途ならびに在り場所

7 顔認知の障害
 7.1 変形視を伴う相貌の失認
 7.2 純粋失読を伴わない相貌失認

8 非視覚系空間の発現と展開
 8.1 行動観察記録
 8.2 物の置き場所と行き場所

おわりに


【編著者プロフィール】

鳥居 修晃(とりい しゅうこう)
東京大学文学部心理学科卒業。文学博士。米国ミシガン大学眼科学研究員、フロリダ州立大学分子生物物理学研究所研究員を経て、東京大学教養学部教授。現在は東京大学名誉教授。主な著書に、『視覚の世界』(光生館)、『視覚の心理学』(サイエンス社)、『視覚障害とその代行技術』(共編著、名古屋大学出版会)、『先天盲開眼者の視覚世界』(共著、東京大学出版会)。

能智 正博(のうち まさひろ)
東京大学文学部心理学科卒業。米国シラキュース大学リハビリテーション・カウンセリングのプログラムにて博士号(Ph.D.)を取得。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。主著に、『臨床心理学をまなぶ6:質的研究法』(東京大学出版会)、『語りと出会う』(編著、ミネルヴァ書房)、『見えているのに見えない?−ある視覚失認症者の世界』(共訳、新曜社)。

望月 登志子(もちづき としこ)
日本女子大学文学部教育学科卒業。文学博士。米国ミネソタ大学心理学科ロービジョン研究室海外研究員を経て、日本女子大学人間社会学部教授。現在は日本女子大学名誉教授。主著に『視知覚の形成』I、II(共著、培風館)、『先天盲開眼者の視覚世界』(共著、東京大学出版会)、『老年認知心理学への招待』(編著、風間書房)、『視覚発生論−先天盲開眼前後の触覚と視覚−』(共訳、協同出版)。

山田 麗子(やまだ れいこ)
東京女子大学文理学部心理学科卒業。科学警察研究所。国立聴力言語障害センター心理判定専門職を経て、帝京平成大学教授。著「山田麗子言語発達遅滞論文集」(エスコアール)、日本心理学会、国立聴力言語障害センター紀要に数多くの論文を発表。2009年5月12日逝去。


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